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「間違いだらけの歯医者さん選び」

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1-2: 「いい歯医者」とは・・・
 この文章を読んでおられる皆様にとって、「いい歯医者さん」像とはどのようなものでしょうか?
「痛くない」
「家、あるいは職場から近い」
「治療がうまい、早い」
「安い」
「説明をちゃんとしてくれる」
 以上はもっともありえそうなポイントです。さらに
「治療がより綺麗」
「建物や内装が、より快適」
「先生の人柄がよい」
「駐車場がある」
「夜遅くまで、あるいは日曜・休日も診療している」
 おそらく以上が過不足無く揃えば、その歯医者さんは大繁盛間違いなしです。

 でもちょっと待ってください。いったい日本にいくつ、どの患者さんにとってもベストの歯科医院があるでしょうか?
 さらに、100人のうち99人にとってベストの歯科医院でも、あなたにとってベストと言えるでしょうか?

 僕は自分で、「患者さんが納得していただけるまで説明します」とうたっておりますが、果たして本当に納得されているのでしょうか?
 中には、どんなに説明しようとしても「おまかせします。先生のやりいいように治療して下さい」と言われる方もおります。(それでも一通り説明はしますが)

 自分の歯科医師としての腕は、ごくごく普通のものと思っております。特殊なことはできませんし、今のところ特殊な設備(例えばレーザーなど)もありません。
 僕は患者さんから信頼を得ている、と思っていても、実際はどう思われているのかわかりません。
 完璧に治療したつもりでも、後になって「やっぱり痛む」と言われることもあれば、ちょっとうまくいかなかったかなと思っても、その後まったく何の症状も出ない方もおります。
 治療の途中で来られなくなって、どうしたのかなあと気をもまされる患者さんもおります。
 元々当院に通われていた方で、「近くに歯医者が出来たので通ってみたけどやっぱりだめだった」と戻ってこられる方もおります。(ご老人で、足が少し不自由な方でした)

 「痛くない」ことを売り文句にしていても、症状次第では麻酔が効きづらい場合があります。
「この嘘つきめ!」と思われているかもしれません。
 僕は僕なりに「いい歯医者さん」を目指して頑張っているつもりです。
 それでも中には「いい歯医者さんだ」と思ってくれない方もいると思います。

 用は万人にとって「いい歯医者さん」はない、ということを言いたいのです。
 あなたは、あなたにとって「いい歯医者さん」を見つけなければならないのです。
 

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