「間違いだらけの歯医者さん選び」
1-1: あるメール |
開設して間も無い当院のホームページを知らせるメールを、遠方の友人に送信したところ、次のような返信メールがありました。要約してご紹介します。 「今、歯が悪いところがたくさんある。歯医者にかからなければと思いつつ、過去に受けた治療が原因で恐怖心が先に立つ。親知らずを抜歯してもらうのに3時間以上かかり、痛みもひどかった。辺見のところに通いたいが、そうもいかない。いい歯医者を見つけるにはどうしたらいいのだろうか」 こういう思いをされている方は、たくさんおられるのではないでしょうか。 また、「バーチャルドクター」(全国の保険医の団体が運営する医療相談のホームページ)の相談医をしていて、内容に驚かされることが多々あります。 「歯医者が説明をしてくれない」 「1年も根の治療をしたのに、痛みがとれない」 「顎の関節が痛くて、大学病院を受診したが、何の説明もなく薬をもらっただけ」 「今通っている歯医者を代えたいが・・・」 などなど 僕は最初、このコーナーを作る前、ここに「院長紹介」というページを作る予定でおりました。 でも、それは何の意味も持たないことに気がついたのです。 いえ、それどころかこのホームページ自体、医院の紹介で終わってしまっては、「辺見歯科医院に通院できる範囲にお住まいの方」以外には、何の役にも立たない代物に終わってしまうのです。 このホームページを見に来てくださる方々のために、もし歯やその他口の中のことで、お役に立てることはないだろうかと思い、「バーチャルドクター」を参考に歯科相談のコーナーを設置しました。そこに上記のメールが送られてきた、というわけです。 日本には、実にたくさんの歯医者さんがおります。大半は「患者さんのお口の中の状態をより良い方向へ持っていこう」という信念で、治療にあたっているはずです。 中には腕は非常に良くても口下手で、もくもくと治療にあたる先生もいらっしゃるでしょう。また、腕はさほどよくは無いものの、説明が上手で患者さんの評価を得ている歯医者さんもいらっしゃることでしょう。 ひょっとしたら、金儲けのことしか頭に無い歯医者さんも、一握りいることでしょう。 さて、メールを送っていただいた遠方の友人へ、そしてどうやって「自分にあった、いい歯医者」を探すか、というテーマを抱えている方々へ、次の槁より詳しくお話していきます。 |